昭和29年4月広島。佐々木禎子(さだこ)は小学6年生になった。活発で心の優しい禎子は友達も多くスポーツも得意で楽しい学校生活を送っていた。秋の終り、禎子は体調を崩すがなかなか回復しない。ABCC原爆傷害調査委員会の検査を受けた結果、被爆が原因の白血病であることがわかった。