幕末の頃、島津斎興の側室お由羅は嫡男斎彬を排して我が子久光に家督継承をさせようと画策。その意を受けた兵道家・牧仲太郎は、斎彬の子息3人を人命調伏で呪殺した。最後の犠牲者寛之助の乳母・七瀬が牧の幻影を見たことから、夫・仙波八郎太や名越左源太は、国許薩摩にいる牧の仕業と推察する。一方、斎彬の家臣・益満休之助もお由羅に疑いを抱き、八郎太の嫡子・小太郎と共に藩邸の床下から藁人形を発見する。
南国太平記
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