1940年代後半、朝鮮半島は左右の思想が激しく衝突し、緊張が高まっていた。地方の町、ポルギョに侵攻した政府軍は、左派に関与したと疑われる住民たちへの報復を開始。日々の暮らしさえも脅かされる中、中立を貫こうとする教師キム・ボム、左翼の理想に身を投じる兄ヨム・サンジン、対するように右翼の道を歩む弟ヨム・サング、そして巫女ソファ――。それぞれの立場、それぞれの信念。その狭間で、人は何を選び、どう生きるのか。