安珍と清姫

幻の如く、絵の如く、目もあやに恋の激しさを演じて、雷蔵、若尾、全女性の魂をゆさぶる悲恋物語! 修行僧の安珍は、紀州・道成寺への参詣の途中、真砂の庄司の娘・清姫の放った矢を受け、怪我をしてしまう。一心に介抱する清姫は、かたくななまでに道心堅固な安珍にいら立ちをおぼえ始める。ある祭りの夜、傷口を癒すため山の湯につかる安珍の前に、全裸の清姫が現れた。（C）KADOKAWA 1960[大映作品]