水俣曼荼羅 映画 · ドキュメンタリー 気鋭ドキュメンタリー映画監督の原一男が、法廷闘争が続く水俣の今を映す。個性の強い被写体に肉薄する問題作も放つ原監督が、未だ解決に到らぬ水俣病患者を取り巻く問題を20年にわたり見つめ、6時間超え3章構成にまとめ高評を得た大作。水俣病の患者認定とその補償をめぐり膠着を続ける議論は、2004年10月の関西訴訟・最高裁での国と熊本県の責任を認める判決を機に再び活気づくが、水俣病患者をめぐる闘いの実情に迫るにつれ、日本に巣食う根深い問題も浮き彫りにされる。【映画】(C)疾走プロダクション 2021年 · 6h 12m