23年前、ロシアに働きに出向いて以来、長らく行方不明となっていたザールクが、息子のクバトに伴われて故郷の村に戻ってくる。しかし、ザールクは記憶と言葉を失っていた。そんな彼の変わり果てた姿に家族や村人たちは困惑し、クバトは父の記憶を懸命に呼び覚まそうと家族のアルバムを見せる。そこにはザールクと愛妻ウムスナイの若き日の写真があったが、ザールクが不在の間に、ウムスナイは村の権力者ジャイチと再婚していた。

23年前、ロシアに働きに出向いて以来、長らく行方不明となっていたザールクが、息子のクバトに伴われて故郷の村に戻ってくる。しかし、ザールクは記憶と言葉を失っていた。そんな彼の変わり果てた姿に家族や村人たちは困惑し、クバトは父の記憶を懸命に呼び覚まそうと家族のアルバムを見せる。そこにはザールクと愛妻ウムスナイの若き日の写真があったが、ザールクが不在の間に、ウムスナイは村の権力者ジャイチと再婚していた。