九州の西、東シナ海の大海原に浮かぶ「第7鉱区」。石油ボーリング船エクリプス号では、“産油国”を夢見る隊員達が必死に作業を続けていた。しかし、作業は毎度失敗に終わり、遂に本部から撤収命令が下される。「第7鉱区」の石油の存在を信じる海底装備マネージャーのへジュンは、本部の一方的な命令に従おうとするキャプテンに激しく反発し、油質分析官のドンスらになだめられる。やがて、本部からベテランキャプテンだったジョンマンがやって来る。隊員たちの思いを知ったジョンマンは、自分の責任のもと、撤収命令を退け、作業を続けることを決定する。3ヶ月後。へジュンとともに海底調査に出かけた後輩が事故で亡くなってしまう。意気消沈するヘジュンのもとを生態研究員のヒョンジョンが訪れて何かを言いかけるが、結局何も言わずにその場を立ち去ってしまう。その晩、ヒョンジョンがボーリング船の屋上から落下し、謎の死を遂げる。ヒョンジョンの死因を調べていた医療担当官ムンヒョンは、彼女の身体に体液のようなものが付着しているのを発見する。その中には精子のような奇形の生物がうごめいていた。その直後、ムンヒョンは、大量の血とメガネを残して姿を消してしまう。ヒョンジョンに求愛しながら振られてばかりだったチスン（パク・ヨンス）の仕業と疑った隊員たちは、彼を捕まえて拘束する。しかし、そのチスンも忽然と姿を消してしまう。次々と襲われていく隊員たち。逃げ場のないボーリング船の中で、一体何が起こっているのか―。船内を調査していたヘジュンとドンスは、動力室で、謎の巨大な深海生物がヒョンジョンらと思われる人間の死体を貪るおぞましい光景を目にする。時を同じくして、本部との交信が途絶えてしまう。ジョンマンは、ヘジュンらとともに謎の深海生物を殺しに向かい、ついに奴らの驚くべき正体が明らかになる―。