花のように美しい娘・みや子の仕事は、毎朝花畑から切ったばかりの色とりどりの花をお得意先まで配達すること。そこで会うさまざまな人たちが彼女の大の楽しみ。みや子が一番胸をときめかすのは町の信用金庫。毎日花を買う用務員の一人息子で鉄道員の清吉がいるからだった。