海軍士官・南条武（雷蔵）は実はヤクザの親分の息子。闇討ちされた親の仇を取るべく、海軍士官の道を捨て、二代目を襲名するが…。雷蔵はエリート軍人のスマートさと任侠に生きる男の激しさの二面性を見事に体現。娯楽作品でありながら、雷蔵の演技の奥深さを感じる快作。（C）KADOKAWA 1965