1930年代、大日本帝国の中心から離れた西表島には「緑の牢獄」と呼ばれる炭鉱があった。そこから脱出しピンギヌム(逃亡者)たちは、島の密林を彷徨っていた。彼らの多くは飢えに苦しみ、逃げ場のない中を彷徨ううちに、土地に縛られた霊となり…。