サスペンス小説の作家チーム、ザ・ゴードンズが、彼らの小説「戦慄作戦」を脚色、「ティファニーで朝食を」のブレイク・エドワーズが製作・監督したサスペンス映画。60年代のサンフランシスコのある銀行に出納係として勤める若くて美しい女性ケリー・シャーウッド(「或る殺人」1962年アカデミー賞ノミネートのリー・レミック)は、影のような喘息もちの男(TVシリーズ「ワイルド・ワイルド・ウエスト」ロス・マーティン)に銀行から10万ドル盗み出すよう脅迫される。実行しなかったら妹のトビイ(ステファニー・パワーズ)の命も危険になる。FBIの敏腕捜査官リプレイ(「ポケット一杯の幸福」グレン・フォード)は、サンフランシスコ市内でのいたちごっこのような追跡捜査の末、キャンドル・スティック球場で実在のドジャーズとジャイアンツの選手たちも登場する中、旋律のクライマックスへと犯人を追い詰めていく。音楽は「ティファニーで朝食を」のヘンリー・マンシーニが担当。