AS TOLD TO G/D THYSELF
ロサンゼルスに拠点を置くサクソホン奏者/作曲家であるカマシ・ワシントンが、2018年にリリースした「Heaven and Earth」の制作を始めた時、彼はこれが単なる2枚組アルバム以上のものになることを確信していました。今やケンドリック・ラマーの作品にも参加していることでも知られる彼は、3枚組デビューアルバムThe Epicで見せた壮大な野望をさらに追及し、彼の代名詞ともいえるグランドオーケストラ・スピリチュアルジャズにファンクやカンフー映画のサウンドトラックといった要素を加えました。ワシントンは、「音がとても視覚的に感じられる」とApple Musicにコメントしています。彼はレコーディングが終わる前から撮影監督のブラッドフォード・ヤング(『グローリー/明日への行進』、『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』)にコンタクトを取り、テレンス・ナンス、ジェン・ナルー、マーク・トーマス(これら5人は現在The Ummah Chromaというグループで活動している)たちと制作する実験的なショートフィルムの構想を練り始めていました。彼は2枚組の「Heaven and Earth」とそのセットEP「The Choice」について、「まるで4部作のレコーディングをしているみたいだった」と言っています。作品のサウンドトラックともなっているこれらのレコーディングと同じように、「As Told To G/D Thyself」は「世界を思い通りに形作るための試み」にインスパイアされていると、ワシントンは述べています。しかしながら、この作品にはあらゆる種類の解釈を見いだすことができます。ワシントンは、「この作品は自由に感じられるものであってほしいと思っています。見た人がストーリーの中に自分だけのストーリーを作り出すんです。いろいろな形にはめ込めるパズルのピースみたいな感じです」と述べています。今すぐフィルムを見て、その音楽を体感してみてください。
