警視庁捜査一課9係シーズン5、エピソード9
二つの血痕
新進の女優・菜穂子の死体が自室で発見された。何者かに殴られ、倒れた拍子に後頭部をチェストの角にぶつけたことが致命傷になったようだが、同棲しているはずの男の姿が見えない。さらに部屋からは世界的な演出家・片山による公演「ハムレット」の台本が見つかった。倫太郎(渡瀬恒彦)と直樹(井ノ原快彦)は、片山の劇団の稽古場へ。演出補の亜季によると、片山が菜穂子の出ているラジオドラマを偶然耳にして惚れ込み、今回ヒロインに大抜擢したのだという。事件当夜は7時まで稽古、そのあとみんなで飲みに行ったが菜穂子だけ30分もしないうちに帰ったようだ。しかし、菜穂子は同棲中の純一に「深夜まで用事がある」とメールしていた…。村瀬(津田寛治)と志保(羽田美智子)の報告で、菜穂子が日常的に暴力を受けていたことがわかった。(C)テレビ朝日・東映