アミ・ブラブソン

覆面を被った未成年の集団が衣料品店を襲って品物を盗むという事件が勃発する。その際、水着の試着中だったナタリーが、集団の1人にレイプされた。レイプ検査でDNAは検出されず、現場からは有力な物証も見つからない。ナタリーは当初、犯人の顔を見ていないと供述するが、防犯カメラには犯人が覆面を取る様子が映っていた。さらには強盗の最中にライブ配信を行った強盗犯トラビスの隣に、レイプ犯が映っていることが分かる。

マディ誘拐事件の公判で被告人のジョージに有罪の評決が言い渡された。しかしその直後、陪審員の1人のデントという若い女性が自分の意見は無罪だと主張。デントはジョージに操られている恐れもあり、裁判長は審理無効を決める。担当検事補のカリシは陪審員の選抜からやり直すことに。そんななか、トラウマに苦しむマディが実はジョージから性的虐待を受けていたと告白。カリシは性的虐待罪を罪状に追加して2度目の公判に挑む。

2年前に夫を亡くしたゾーイは親友ジェナの勧めでマッチングアプリを使い、理想の男性クラウス･ダーシーとマッチしDMを交わすようになる。DMの内容が少々過激で、SM的だったためジェナはゾーイに「彼と会うのはやめたほうがいい」と止めるが、ゾーイは彼とホテルで会うようになる。ある晩いつものように目隠しをして彼と会ったゾーイはレイプされてしまう。おとり捜査でクラウスをおびき寄せるが、そこに現れたのは…。

デリアという女性がパトカーを殴り、制服警官と揉めているところをロリンズが救う。デリアは長年夫からのDVに苦しめられており、その直前にもレイプされたばかりだった。ロリンズはデリアにDVから逃れるためには夫をレイプで告発すべきだと勧める。その後、SVUが夫のタイを逮捕するが、レイプ罪での訴追には踏み切れず、タイはすぐに自由の身に。デリアは接触を禁止されているにもかかわらずタイと連絡を取ってしまう。

イスラム教徒で反ユダヤ人主義の女性議員ナサールがシナゴーグでレイプされた。現場から逃走する少年2人が目撃され、彼らはナサールの事務所前で抗議活動に参加し彼女と衝突していたため、ユダヤ系アメリカ人による憎悪犯罪かに思われた。だが、ネットに投稿された抗議活動の動画を調べたところ、ナサールが少年を挑発していたことが判明。一連の騒動はナサールの捏造ではとの疑いが浮上し、事件は思わぬ方向へと展開する。

タミン巡査がSVUに派遣されて早々、13歳の少女エヴァンジェリンがオハイオから家出しNYにたどり着く。キリスト教原理主義者の母親タミーと継父のジェームズが娘を迎えに来るが、エヴァンジェリンは帰りたくないと言う。彼女はみごもった子供をおろすため、中絶が合法であるNYへ来たのだ。家庭裁判所で中絶が認められようとした矢先、オハイオからグラハム弁護士が「NYの刑事を殺人の共謀で起訴する」と乗り込んでくる。