連続婦女暴行犯が橋の下で死体となって発見された。重大犯罪課のメンバーたちは、有力な容疑者として自身の娘も暴行の被害に遭った警察官に注目する。一方、ラスティの精神状態を心配したレイダーは、重大犯罪課のオフィスに精神科医を招く。精神科医はチェスのゲームを通してラスティのカウンセリングを行うのだった。
バルバドスで休暇中のアメリカ人家族が消息を絶った。同一犯と思われる誘拐事件が、海外のアルバで1件、国内のフロリダで1件あったため、BAUはジャック・ギャレット率いる国外犯罪担当チームの精鋭たちと合同捜査を開始する。犯人は家族を誘拐後、24時間以内に絞殺し遺体を僻地に遺棄していたことから、救出可能な時間は限られていた。タイムリミットが刻一刻と迫る中、ついにガルシアとジャックチームのモンティが、監視カメラ映像の中から犯人の姿を発見。さらに、犯人が自分の家族も殺害していたとわかると…。
突然の銃撃戦が始まり、逃走した牧師のミルズはデレクが倒した。リードは首に被弾し、瀕死の状態で病院に運ばれる。クルーズの友人である保安官は犠牲になった。モーガンは保安官を狙った最初の1発目を撃ったのはミルズではなく、現場にいた真犯人だと気付く。さらに保安官を撃ったのは高音を出す警察関係の弾で、モーガンとリードは確かにその音を聞いたと言う。真実を暴こうとするBAUの捜査を阻もうとする地元の保安官補たち。誰が味方で誰が敵なのか、もう誰も信じられない。悪意に満ちたこの街で捜査は難航する。
テキサスで保安官をしているクルーズ部長の友人から相談があり、BAUが捜査を受けることになった。11ヵ月の間に娼婦が2人と客引きが1人、背中を切りつけられたあと後頭部を撃たれて殺された。旋条痕の検査で銃が一致し、同一犯が3人を殺人したことが判明。最初の被害者ルーカスの背中の傷は5本、2人目のハンナは9本、3人目のアビゲイルは12本と数も増え、傷も深くなっていた。BAUが足を踏み入れた街は、まるで強い磁石のように善と悪が引き寄せあう、いびつな場所だった。そこに待ち受けるのは…。
JJとクルーズ部長が突然失踪した。BAUのメンバーたちはJJが国務省に異動していた頃、極秘任務に就いていたことを知る。この失踪事件で司法省、国防総省、国務省が大慌てだということは、救出が優先されない可能性があるため、チームがなんとしても2人を救出するしか方法はない。リードとガルシアは国家機密区分情報施設に行き、極秘任務について調べるうち、JJがストラウス、クルーズと一緒に、中東にいる写真を発見した。誰も知らなかった空白の過去が埋まるとき、過酷な運命の歯車が回り始める。