ウィリー・C・カーペンター

新大統領の就任以降、関係が悪化しつつあるフランスの公式訪問を控えてホワイトハウスと国務省は対応に追われていた。そんな中、黒犬班の諜報員セシルを誘拐したのがフランスの情報機関だったと判明し、エリザベスは複雑な交渉を余儀なくされる。ラッセルは晩餐会に党の大口献金者たちを招待してダルトンへの支援を得ようと画策する。マッコード家を狙うストーカーを追っていたベイカー大尉は大きな手がかりをつかむ。

海軍兵曹に営業の電話をかけていた男から、兵曹が殺害されたかもしれないと通報が入る。ギブスたちは捜査に当たる。

マックスは人々に無料のネット環境を提供しようと奮闘する。レイノルズは銃創を負った幼い少女を治療。シャープはある長期患者に厳しい宣告をする。イギーは受け持ち患者の回復に大きな誇りを感じるが、その患者と親しくなりすぎたかもしれないと心配になる。

元患者で友人のタッカーと狩りに行ったウィルソン。途中でタッカーの腕が麻痺。ハウスはタッカーの白血病が再発したと100ドルを賭ける。タッカーの元には、若い恋人だけでなく彼の娘や離婚した妻も見舞いに訪れ、治療を通してタッカーの人間関係が変化していく。

エド･タッカーの引退パーティに元警官のレイチェル･ウィルソンが神妙な面持ちで現れる。彼女はエドと彼の元相棒ギャリー･ウォルドに「最後にもう一度会いたかった」と言い、突然エドにお酒を浴びせ店から去る。身に覚えのないエドが困惑していると、外から銃声が聞こえる。レイチェルが自殺を図ったのだ。警官の自殺が多発しているNY市警のため、精神科医のリンドストローム医師がカウンセリングを行うことになる。

死者を出した列車の衝突事故を引き起こしたとして起訴された運転士は、その事故で負った脳損傷のために当時の記憶を失っている。サポートを引き受けたブルは、法廷で初めての試練に見舞われる。クライアントの記憶喪失が“事故は運転士の人的ミス”と主張する検察側に有利に働くことを知っているブルは、運転士を雇っている会社にもミスの責任はあると主張することにする。