エリン・フォスター

人気ロックバンド“ブルーピル”の元ボーカル、ヘイリーが死んだニュースは、瞬く間にネットを駆け巡った。ひと足早く娘のアレクシスから情報を得たキャッスルは、ベケットからの連絡と同時に現場へと向かった。真っ赤な口紅を乱暴に塗られ、非常階段に逆さに吊るされた姿で発見された彼女は、リハビリ施設を出たばかりの麻薬常習者であり、バンドメンバーと揉め事が絶えない問題児だった。キャッスルは娘からの助言により、彼女の歌に込められた謎を解き、犯人の正体を暴き出していく。

公立のニューポート･ユニオン高校に転校し、誰も自分を知らない環境でやり直せると思っていたマリッサだったが、すでに生徒たちは例の事件を知っていた。しかし、ケイシーという女生徒と、彼女のボーイフレンドのジョニー、“ユニオン版セス”のようなデニスの3人は、嫌がらせを受けて落ち込むマリッサに親切にしてくれていた。ライアンはマリッサとの関係に不安を抱き…。

ニューポート･グループの代表に就任したサンディは初日を控え神経質になっている。一方、ダイナーで談笑していたライアンたちのもとに、ライアンに殴られたヴォルチェックが、借りを返そうと乗り込んでくる。ハーバー高校では、イベントで助け舟を出してもらって以来、セスのことが気になっているテイラーがサマーとの間に入り込もうとして…。

キルスティンは卒業式にライアンの母、ドーンを招待することを提案する。表情を曇らせ、席を立つライアン。だがキルスティンの説得でライアンはアルバカーキにいるドーンを訪ねることに。マリッサとヴォルチェックと一緒にいるのを見て嫌悪感をあらわにするジュリーに、「彼を誤解してる」とマリッサは反抗する。

卒業式の朝、準備をするマリッサ、サマー、テイラー。そこへジュリーがマリッサの父ジミーからの封書を届けに来る。それはヨットで世界をまわりながら一緒に仕事をしないか? という誘いだった。マリッサは大学へ行かずジミーと旅に出る決心をし、翌日すぐ発つことに。マリッサからそれを聞いたサマーもライアンも彼女の気持ちを尊重し、賛成する。

キャサリンとサラが調査する、女装趣味の男と思われた被害者には意外な事実が。