ガイ・バーネット

セブライドとステラは、シカゴ医療センターを無断で抜け出した、精神的に非常に不安定なグラントに警戒している。ルイの里親となったドーソンは、消防士としての危険な職務に疑問を覚える。ケイシーは、今も議員としての活動を続けているが、彼の政治コンサルタントであるスーザン･ウェラーとの関係は冷めている。ボレッリは、兄の死に関して、まだチーフのボーデンに恨みを持ち続けており、状況はさらにひどいことになっていく。一方、マウチとブレットは、2人で新しいことを始める。

ケイシーとドーソンは図らずも政治上の厄介事に巻き込まれてしまう。ステラは元夫のことで重大な決断を迫られる。はしご隊とレスキュー隊は、車両事故の現場に出動し、危険な状況に直面する。一方、セブライドは友人となった有名人に招待されたパーティーを楽しみ、ブレットとマウチは、互いの夢の実現のため、執筆のこだわりはいったん脇に置くことにする。

チーフ･ボーデンとジミーは最近起こった出来事のせいで関係があまりよくない。キッドは、精神的に不安定で暴力的な元夫グラントへの対応に困っている。ドーソンは、ルイの里親になるために、51分署の仲間の助けを借り、関係者にできるだけよい印象を与えようとする。ケイシーは、彼の新しい政治コンサルタントになったスーザン･ウェラーの勧めで議員としての義務を果たすべく、3日間の会議のためシカゴを離れる。スーザンからさらに上を目指すよう言われたケイシーは、自分の新しい役目についてまんざらでもないと思う自分に驚く。一方、51分署は危険な建物火災の現場に出動し、1人の隊員が命の危険にさらされる。

セブライド小隊長とクルースは、一酸化炭素漏れの可能性がある家に出動した際、煙突の中から幼児の遺体を発見する。その後の情報から、セブライドはこの遺体が数年前に彼が関わった事件に関係があると確信する。一方、議員選挙の日が間近に迫るケイシー。ドーソンは最悪の事態に備え、51分署の仲間に協力を求める。ベックス議員は、ケイシーの当選を阻止しようとケイシーの悪評をマスコミに流し続けているが、偶然の出来事が、ケイシーに有利にはたらくことになる。

はしご隊と救助隊は、建物の崩壊現場に出動する。建物内には数十人が瓦礫に閉じ込められていた。建物が危険な状態で一刻の猶予もない中、チーフ･ボーデンは、人々の生死を分ける難しい決断を迫られる。ドーソンは、ルイを里子にするため全エネルギーを役所の手続きに注ぐ。彼女がチャンスを得られるよう支えになったのは、身近な人々だった。病気療養中のオーチスは51分署へ立ち寄った際、交代要員の隊員に会い、最も恐れていることが現実のものとならないよう願うばかりでいた。一方セブライドとキッドは仕事以外でも会うことを続ける。ケイシーとアントニオは、意見が食い違い、対立する。