話は8年前にさかのぼる。その頃ジェーンは、妻と娘を殺したレッド・ジョンを突き止めることに全精力をかけていた。CBIにやって来たのも、レッド・ジョンに関する情報なら何でも手に入れたいという一心からだ。横柄な態度や突拍子もない行動でチームのメンバーを面食らわせながらも、鋭い観察眼で犯人を言い当てていくジェーンと、彼をしぶしぶ迎え入れたCBIを顧みる。
総督は愛するリリーやメーガンを守るため刑務所を奪うことを決意する。「安心して暮らせる場所を確保する」と仲間を説得し、皆に武装させる。話し合いを基本とし暴力は最終手段だと言うものの、ミショーンとハーシェルを人質にしていることを知ったリリーは反対するが、総督は反対を押し切って刑務所へ向かい、リックと対峙する。
偶然にもマルティネスと再会した総督。マルティネスは自らがリーダーとなり、キャンピングカーや戦車で周りを囲ったキャンプで小さなコミュニティーを築いていた。彼の右腕はミッチとピートの兄弟だが、2人の性格は正反対。ミッチは生きるためなら手段は選ばないが、ピートは正義感や倫理観が強かった。彼らと物資調達に繰り出した総督は、さまざまな側面からキャンプの今後を憂い、新しい家族を守るためにある行動に出る。
クロエは予想しない人物に救われる。ジャックはドイツ行きの外交専用機に乗り込み、ローガン大統領関与の証拠となる会話記録を必死で探している。一方、ローガン大統領は自身の立場を守るため、非情な命令を下す。
FBIの監視下にあるマフィアの大物バレリが、教会から盗まれた聖書を探して欲しいとFBIに依頼。バレリに反感を抱くピーターは手を貸す事を渋るがニールと共に捜査を開始する。その聖書は中世のもので、癒しの力があるという言い伝えがあった。