シモーヌを救出したグロモフは飛行場へ急ぐが、その途中でダンテの行方が分からないことを知らされる。一方、病院ではキャリーがダンテの意識が戻るのを待っていた。逮捕寸前でシモーヌをさらわれてしまったソールには大統領の弾劾を阻止する新たな作戦が必要になる。そこで彼が思いついたのはペイリーの取り込みだった。
シモーヌの元に上院司法委員会への召喚状が届く。事前の聞き取りに応じる彼女の様子を見て、キャリーは嫌な予感を抱き、委員会での証言を阻止しようとする。一方、ソールはかつての同僚でロシアの専門家であるサンディの元を訪れ、協力を要請する。彼はロシアの積極工作に関して調べようと独自に動き出していた。
ダンテの調査に熱中するあまり、一晩無断で家を空けたキャリーは、再び姉のマギーと衝突してしまう。フラニーを連れて衝動的に家を出たキャリーは行き場に困るが、そんな時ダンテから電話がかかってくる。一方、ソールはウェリントンの元を訪れ、シモーヌの正体を暴露する。次に彼が向かったのはマックスの家だった。
シモーヌに変装したキャリーは、アンソンと共にアメリカ大使館を目指すが、エフゲニーが差し向けた警察によって行く手を阻まれる。キャリーは時間を稼ぐため、徒歩で逃げようとするが…。一方、シモーヌはベネットに連れられてソールがいるホテルへ向かう。合流した一行は出国を急ぐが、空港の手前で止められてしまう。
ダンテの家にソールたちが突入した翌日、キャリーはおびえた様子のフラニーを学校に送り届けた後、自らダンテを尋問したいとソールに掛け合う。一方、キーンの元にはペイリーが上院司法委員会のメンバーを引き連れて来ていた。シモーヌの証言取りやめと引き換えに彼女の辞任を要求する彼らにキーンは言葉を失う。