血痕飛散専門の鑑識官デクスター・モーガンの目的は殺人事件の解決ではない。彼は悪事を行う者たちを消す連続殺人犯なのだ。しかしマイアミに別の連続殺人犯が現れ、一連の儀式めいた殺人はデクスターが築いてきた世界に衝撃を与える。
次の獲物を狙うデクスターを不安が襲う。もう一人の連続殺人犯“冷凍車キラー”が接触してきたのだ。彼はデクスターの正体を知っているというメッセージを残す。
釈放されたばかりの殺人犯を狙うデクスター。再犯の可能性があると見込んだのだ。そんな時、冷凍車キラーによって切り刻まれた娼婦の死体が、ホッケーリンクで新たに発見される。
冷凍車キラーが犯罪現場に次々と残していく写真にデクスターは興味をそそられる。それはデクスターの子供時代の写真を再現したものだった。この恐ろしい写真はデクスターの過去について何かを語っているのか。
冷凍車キラーだった兄のルディを殺害したデクスター(マイケル・C・ホール)は、それから人を殺せなくなっていた。殺しへの欲望とその必要性は感じているのに、どういうわけか手を下せない。残忍な自分を取り戻そうとする彼は“ハリーの掟”から離れて、危険な相手リトル・チノを標的に定める。一方、冷凍車キラーに殺されかけたデボラ(ジェニファー・カーペンター)は警察の職務に復帰するが、まだ精神的に不安定な様子を見せている。その頃、デクスター最大の秘密が白日の下にさらされようとしていた。