グレッグ・サルキン

スペンサーとアリアは、スペンサーの大学生活の助けになることを期待して、ノエル･カーンとエリック･カーン兄弟のパーティに出席する。もともとは、シシーの友達にお願いして急にそのパーティに行くことになったのだが、その狙いは、アリアとスペンサーが、白熱するきわどいゲーム“真実か挑戦か”でジェンナからいくつかの答えを引き出すチャンスだと考えたからだった。だが、アリアとスペンサーは自分たちが探している答えを得るために、自分たちの“真実”を喜んで投げ出すことができるのだろうか? その頃ハンナは、ケイレブに関するメールを“A”から受け取っていた。

アリソンの遺体が家族のもとに戻ってきた今、ディローレンティス家はアリソンをきちんと埋葬する準備に入る。そして4人は再び友人に別れを告げる機会を得るのだった。だが、アリソンの失踪以来続いてきたことを考えると、少女たちは追悼式に行くべきかどうかを悩む。アリア、ハンナ、エミリーは再び別れを告げる覚悟はできているが、3人は同様にジェイソンのことを支えたいと思っている。一方スペンサーは、もう葬儀にも何も関わりたくないと思っている。どうしてそんなにいい友達でもなかったアリソンに別れを言い続けなくてはいけないのか。その間、エミリーはネイトの死について気持ちの整理をしたくてサリバン先生のもとを訪れるが、期待以上の成果を得ることになる。

心の問題に関して、人はそれぞれ異なる反応を示す。今でも別れに押しつぶされそうなスペンサーは、心を沈み込ませたまま、自分の怒りと傷ついた気持ちをモナにぶつける始末。一方、ケイレブは父親と話しをしても、心を閉ざし痛みを隠してしまう。ハンナがケイレブの父親との関係を修復する計画を考え出すが、それは果たしてケイレブの古傷を癒やす手助けとなるのか、あるいはもっと苦しめる結果になってしまうのか。そしてアリアは、エズラを今も忘れられず、エズラの弟ウェズリーと過ごすことが多くなる。その間、エミリーとジェイソンは力を合わせ、ケープメイへのアリソンの旅行中に何が起こったのかを探り出そうとする。

エミリーとペイジの関係は今も難しい状況だが、エミリーは物事が正しい方向に向かっているように感じていた。だから、スペンサーがアリソンとペイジの過去を物語る忌まわしい物語を彼女に伝えたとき、エミリーは忠告を聞き入れる準備ができていなかった。スペンサーは今、ペイジの過去に起きた強烈な出来事を知ることになったのだが、この新しい情報によって、アリソンの失踪前にアリソンとペイジの間で血の復讐劇があったこともわかり、親友のひとりを宿敵の可能性がある人物のそばに置いておくことはできないと考える。一方アリアは、エズラとの関係を前進させるには、エズラが過去から前に踏み出す手助けをしなくてはならないと感じていたが、アリアは自分が予想していた以上のことを発見してしまう。