ケヴィン・デュランド

ソーヤーたちを招集し、「すべてを話す」と宣言したロックは、マイルズたちが島に来た本当の理由を明かす。彼らの目的はベンだったのだ。ミーティングの最後で、ベンは娘のアレックスを呼び止め、ルソーとカールと共に島に残された最後の聖域である“テンプル”へ逃げるようにと指示。一方サイードとデズモンドは、貨物船内でマイケルを発見する。

ロックの元へ向かおうとするサンを止めるため、サンが心に秘めている出来事をジンに話してしまったジュリエット。サンの脳裏には、忘れようとしていた過去の苦い思い出がよみがえる。貨物船の船長に合ったサイードとデズモンドは、乗組員たちの真の目的に気付き始める。またフラッシュフォワードでは、妊娠中のサンが急遽病院に運び込まれ、医師は直ちに帝王切開が必要と判断。

ロック宅の電話が突然鳴り、受話器からは“コード14-J”という暗号メッセージが繰り返し流れる。敵が近づいていることを察知したベンはロックたちの協力を得て反撃を開始。ところが、戦いは悲劇的な結末を招いてしまう。一方海岸には、ある男の遺体が漂着。男の身元を知ると言うファラデーのあいまいな態度に業を煮やしたジャックは、貨物船に連絡を取るように命じる。

フランクの操縦するヘリで、貨物船に向かったデズモンドとサイード。ところがヘリは積乱雲に巻き込まれ、その衝撃がきっかけとなって、デズモンドの意識は、過去に所属していた軍隊のキャンプと現在を行き来するようになる。心配するサイードは、海岸で待つジャックに連絡を入れ、デズモンドの錯乱した様子を報告。ジャックは必死に自分の日記帳を探し始める。

菜園を手入れしていたサンの前に、突然現れたロック。ジンに会わせるから一緒に来いと言うロックを振り切って走り出したサンは、木に衝突して気を失ってしまう。その後ロックは、ウィドモアと対決するためにハイドラ島へ。もうひとつのストーリーでは、ロサンゼルス空港に着いたジンが税関で止められ、サンの父からある相手に渡すよう託された大金を没収され てしまう。

職場復帰の初日を迎えたカーター。SF大会の会場で大事故が発生し、カウンティーに大勢の急患が搬送されてくるが、医学生レベルの手技だけに制限されているカーターは、緊急事態に貢献できない。再び看護婦として勤務することになったアビーもまた、看護婦以上の仕事はさせてもらえない。事情を知りながらも急患の治療に困ったコバッチュは、アビーに手伝わさせるが…。