婚約披露パーティーの夜、タイラーが銃殺体で発見された。死体発見現場に放心状態で現れたのは、血に染まったシャツを着たダニエルだった。殺人容疑で警察に連行されるダニエルに、ヴィクトリアは「大丈夫よ」と囁き、抱きしめる。早速、敏腕弁護士ベンジャミン・ブルックスをマンハッタンから呼び寄せたヴィクトリアは、ダニエルを救うため真犯人をでっち上げようと画策する。エミリーはパーティー会場の防犯カメラが細工されていたことを知り、ノーランを問い詰める。すると背後でタケダが動いていた事実が判明する。
ヴィクトリアとコンラッドは一緒に暮らし始め、ライカーズ島の刑事施設に勾留されたダニエルを救おうと躍起になっていた。そんな2人を前に、エミリーはメディアアドバイザーとして伝記作家メイソンを招こうと提案する。エミリーの復讐以来、行方不明のメイソンだったが、ノーランが居場所を突き止めダニエルの現状とグレイソン家の狙いを話し、巧みに誘い込む。早速メイソンはグレイソン家を訪れるが、そこへダニエルが刑務所内で暴行を受けたと連絡が入る。エミリーはヴィクトリアの不穏な動きを察し、尾行を始める。
ダニエルの裁判が始まって15日目。ヴィクトリアは陰でリーという男を雇い、あらゆる手段を講じ犯人をでっち上げようとしていた。また、その頃ヴィクトリアはかつての恋人ドミニク・ライトと偶然再会し、密会を続けていた。ある日、怪しい行動を取るヴィクトリアをコンラッドは激しく問い詰める。しかし、コンラッドは既にドミニクの存在を調べ上げ、陰である取引を成立させていた。再び険悪な関係に陥るヴィクトリアとコンラッド。一方、エミリーはリーの存在を知ると、罠を仕掛け刑務所に送りこむが、その矢先…。
かねてから父デヴィッドの死因を調査していたエミリーは、父はコンラッドに殺されたと疑わなかったが、未だ決定的な証拠をつかめずにいた。そんなある日、ノーランが父の手帳を一冊隠していたことが発覚。手帳には死ぬ直前までの不安な心情が綴られてあり、誰かに狙われていたことは明白だった。また手帳の中には、事件の真相を暴く証拠を“CM”が持って来るとあり、エミリーは“CM”を探し出す。時を同じく、ヴィクトリアは証券取引委員会の捜査官に、コンラッドの不正行為とデヴィッドの事件の真相をリークしていた。
拉致事件が収束してから2日後、オリヴィアは心に負った傷を忘れるかのように、新たな依頼人のもとへ向かう。そこは17歳の少年が白人警官に射殺された事件現場。地元警察本部長からメディア対策を依頼されたのだった。少年の父が突如現場に現れ発砲すると、事態は思わぬ方向に向かい始める。そのころサイラスは、副大統領の後任選びに躍起になっていた。