#15 逃走犯を追え
かつてFBI人質救出チームに所属し、今は民間コンサルタントに転身したジェシカ・ルッソがミッド・ウィルシャー署を訪れる。友人であるグレイ巡査部長の依頼で巡査たちに犯人との交渉術を伝授するためだ。ジェシカはグレイを自分が所属する会社に誘うが、グレイは「まだ警察を辞めるつもりはない」と告げる。 そんな折、囚人護送車が事故を起こし囚人7人が逃走する事件が起きる。うち2人はすぐに捕まるが、5人の行方がわからなくなる。ノーランは瀕死の重傷を負った保安官代理を発見するが、「ベスに愛してたと伝えてくれ」という言葉を残し息を引き取る。警察は包囲網を敷きさらに3人を確保する。ジャクソンはそのうちのひとりのオスカーを捕まえる。オスカーはかつてジャクソンの父パーシーのタレコミ屋をやっていたが、ある時パーシーにハメられ、その結果終身刑を受けることになったと明かす。それを聞いたジャクソンは動揺する。 まだ見つからない囚人はマルコスとケイレブの2人だ。マルコスは54ストリートギャングのメンバーだったため、ティムは内情に詳しいディーコンに接触する。マルコスはリーダーの女と寝たことで恨みを買い、命を狙われているようだ。ディーコンは無事にマルコスを保護するが、家の周りをギャングのメンバーらが取り囲み一触即発の事態となる。だが間一髪、警察の応援が到着し事なきを得る。 もうひとりのケイレブは元投資銀行勤務でどこかに大金を隠しているらしい。元妻のおばであるサリーの安否が確認できないためノーランとタリアがサリーの家を訪ねると、ケイレブがサリーを人質に取り、カネを回収している最中だった。そこでジェシカが応援に駆け付けノーランに交渉術アドバイス。ノーランは見事説得に成功する。 すべて解決した後、ノーランは捜していたベスを見つけ死んだ保安官代理からのメッセージを伝える。ティムは巡査部長への昇級試験を受けることを決断する。ノーランから著書にサインを頼まれたジェシカは自分の電話番号を書いて渡す。