“人は見た目がすべて”の華やかなファッション業界。そんな究極の世界に、マジメで、オシャレとは程遠い、下町クイーンズ出身のベティ・スアレスが足を踏み入れることに! 憧れの出版業界に就職が決まり、一流ファッション誌『モード』の編集部へ初出勤する日を迎えたベティ。しかし、張り切って自分なりのオシャレをして登場したベティを待ち受けていたのは…。
ベティにオシャレなソーホーのホテル・レビュー記事を書くチャンスが巡って来た。父イグナシオの弁護士問題でゴタゴタが加速する一方の家族から逃れるためにも、ベティは週末をホテルでのんびりと過ごすことに。新雑誌『MYW』の編集チームを率いるソフィア・レイエスは、オフィスがボヤ騒ぎで水浸しになったことを理由に、スタッフ一同を引き連れて『モード』編集部の会議室を占領。
エレベーターで見かけたラテン系の美女に心を奪われたダニエル。早速ベティに彼女が何者なのか調べるように命令する。父イグナシオが不法入国者とみなされていることが判明したスアレス家では、問題を解決するために弁護士を雇うべきかどうかを話し合う。そのためには莫大な費用がかかるが、姉のヒルダはベティの職場でハーバラックス商品を売ればいいと提案。
今年も感謝祭の季節がやってきた。従来通り家族が揃った食卓を重視するベティ一家と違い、『モード』のスタッフ達の感謝祭の過ごし方は、まさに人それぞれ。ダニエルはソフィアに会いたい一心で父ブラッドフォードが主催するミード出版社の食事会に行くことに。食事の支度を手伝うと約束したベティは、急にダニエルから呼び出されて約束を果たせず、ヒルダに厳しく責められてしまう。
映画スターのセレブカップルが、赤ちゃんの初お披露目に突然『モード』誌を指名した。前日の感謝祭の晩にバーで飲み明かし、ひどい二日酔いで起き上がれないダニエルは、すべてをベティに任せると言って出社拒否。ベティはダニエルの不在を怪しむ編集部のスタッフやワガママなスタイリストに対応し、オーナーやソフィアの要求をかわしながら、間近に迫った写真撮影のセッティングのために奔走する。