ジェイ・ハンター

LAPDのヘリが盗まれる。盗んだのは17歳のレオだ。ノーランは行きがかり上ルーシーと一緒にパトカーでヘリを追跡することになる。ノーランが無線でレオに目的を問いただすと、レオは「ヒーローの旅をやり遂げるため」と答え、ノーランに3つのミッションを課す。ミッションを完遂すれば大人しく着陸すると言う。燃料が切れるまでの4時間、ノーランとルーシーはひとつひとつミッションをこなしていく。第一のミッションではお姫様を救うという名目で麻薬ディーラーを逮捕し、第二のミッションではワニを捕獲するという名目でまた別の麻薬ディーラーを逮捕する。ノーランが調べるとそのディーラーたちは、レオの母親の交際相手ブライアンと関係があった。レオの母親はブライアンのせいで薬物依存症を再発していた。

ティムのガールフレンドのアシュリーが、ビーチに人間の手首が打ち上げられたと通報してきた。同じころ「マンメイド･ラボ」というバイオテクノロジー企業で侵入盗事件が起きる。駆けつけたティムとロペスに対し、CEOのスウェインは「企業秘密が漏れると困る」という理由で捜査を拒む。その後、手首を切られたマーク･キルケアという男が、病院にたどり着いたあとで失血死する。キルケアはマンメイド･ラボの社員だった。何者かが手のひら認証に使うためにキルケアの手首を切り落とし、ラボに侵入したのだ。ロペスがスウェインを聴取すると、被疑者としてチェスター･フレイの名前が挙がる。半年前に同社から解雇されたチェスターは、同社が開発したマイクロチップを使って独自に人体実験を行っていた。

イノックひとりをゼファー･ワンに残し、コールソンたちはひそかにライトハウスに戻る。テスと同じように生き返らされたインヒューマンズが捕らえられていると知り…。

粉々に砕けもはや「球」ではなくなった地球を見て呆然とするメイとシモンズ。そしてコールソンから自分たちが未来に来ていると知らされる。一方、人間たちのフロアでは…。

デイジー、フィッツ、シモンズはカサイアスのもとから逃げ出すが、フィッツの用意していた逃亡用の宇宙船が爆破されてしまう。

カサイアス主催のインヒューマンズ･オークションのため、予定外のテリジェネシスが行なわれることになり、18歳未満の少年少女が集められる。