今回コロンボが対決するのは、大手中古車ディーラー社長ヘイドン。愛人だった歌手を殺害。たまたま旅行でコロンボが同じ船で乗り合わせ、ヘイドンの犯罪を暴いていく。
死体が再び発見され、今度は薬指の爪にOの文字が入った紙切れが見つかった。クーパーはドナの協力で、ローラの日記の1ページを手に入れるが、そこにはクーパーが見た夢に出てきた赤い部屋の記述があった。この件に関して助言を求められた片腕の男・マイクは、意味深な言葉をクーパーに伝えるが……。そんな中、リーランドはひと芝居打って自身の監禁に成功するが、“ボブ”に体を乗っ取られて自傷行為を始め……。
朝、ゴルフの練習を行うリーランド。ゴルフバッグを開くと、中にはなんと人間の手が。一方、保安官事務所には製材所で働くピートがやって来て、留置場に入れられたホーンに面会を求める。ピートが持ってきたテープレコーダーからは、火事で死んだと思われていたキャサリンの声が流れてくる。それを聞いたホーンは、だまされたと言って悔しがるが……。そんな中、失踪していた片腕の男が保安官事務所に連れてこられ……。
事件が解決し、保安官事務所で皆に別れのあいさつをするクーパー。そこへFBI捜査官がカナダ警察のキングとともに訪れ、オードリー救出の際に彼がカナダ国境を越えたことに関して問題があると告げ、クーパーに停職処分を行う。その晩、クーパーはブリッグス少佐と森で焚き火を囲んで語り合う。少佐がホワイト・ロッジの話を始めたとき、クーパーは用足しに席を立つが、異変を感じて焚き火の場所まで戻ると、少佐の姿はなく……。