聖ボナベントゥラ病院での勤務初日に5分遅刻をしたショーンは、「遅れたのはバスであって自分ではない」と言う。メレンデスは、善しあしの区別がつかないショーンに単調な仕事を担当させる。その後、ショーンは外来患者を診るが、耳の感染症の患者に頭部MRI検査を行うなど診断方法が度を越していた。そして、腹痛を訴える少女に詳しい検査を行おうとするショーンを止めたメレンデスは、ストレス性の腹痛だと判断する。
肝不全のチャックのために、サンフランシスコの病院へ移植用の肝臓を取りに行ったショーンとクレア。摘出から移植までの許容時間は8時間だが、肝臓は2人が到着したとき、すでに摘出から3時間が経過していた。濃霧のためヘリコプターが飛べず、救急車も出払っており、ショーンとクレアはパトカーに乗って聖ボナベントゥラ病院を目指す。しかし、肝臓に血栓があると分かって、急きょ路上で手術することにする。
聖ボナベントゥラ病院の人道的な国際支援プログラムの対象に、重度の先天性心疾患があるガブリエルが選ばれる。オペは不可能だとメレンデスは判断していたが、アオキが彼を選んだのだ。循環器内科のメータはガブリエルを救えるのではと期待したが、心エコー検査で想像より容体が悪いことが分かる。一方アンドリュースは、がんの疑いのあるエリザベスの喉の結節を切除して生検に出すが、その検体が行方不明になってしまう。
ハンに解雇を言い渡されたショーンは、バーで居合わせた客ザックともめて腹部を強打されてしまう。しかし、ザックがショーンの目の前で倒れたことから、聖ボナベントゥラ病院に搬送される彼に付き添うことに。ザックの診断結果が間違っていることに気づいたショーンは、彼に正しい治療が必要なことを伝えようとするが、会話の途中で突然気絶してしまい…。
メリーの思惑通り、次期副大統領候補には上院議員のスーザン・ロスが指名された。ところが、肝心の会見の場で極度に緊張したスーザンはひどい醜態をさらし、メディアの笑いものになってしまう。彼女のイメージアップを図ろうと、アビーは恋人のレオを教育係にあてる。一方、デイヴィッドのオフィスに「夫が政府の秘密組織“B613”で働いていた」という女性が、陳情にやって来る。