血に飢えた新婚カップルがモンタナ州で大量殺人を繰り返していた。何のためらいもなく引き金を引く男と女を結びつける絆は、行く先々で無差別に人の命を奪うことだった。次に彼らが狙った場所がモンタナ州ヘレナにある断酒会の会場だったことから、犯人たちが断酒プログラムで知り合った可能性を追ってBAUが捜査を進める中、レイ・ドノヴァンという若者の名が浮上してきた。そんな中、犯人たちはレイの実家に向かっていた。
ニールにまた謎の人物からチェスの動きだけを書いたポストカードが届く。今回は消印がなく、使われていたのは自然史博物館のカード。差出人が長年のライバル、マシュー・ケラーと察したニールは自然史博物館を調べると、窃盗事件が発生していた。
ウェスト・ビレッジの山積みのシーツの中で死体となって見つかった20代の男性。この殺人事件の被害者の身元確認にベンソン刑事とステイブラー刑事は苦労する。被害者はジェームズ・リード。同性愛者の矯正をうたうグループの元メンバーで、ハドソン大学で勉強しながら、修士論文を書いていた。その内容は、同性愛者の矯正をうたうグループは効果がないばかりか、人の金を盗むものだと証明しようというもの。捜査を進めるうちに、リードの論文に異論を唱えていたロジャー・テイト教授が浮かび上がる。
殺人の容疑で精神障害犯罪者病院に収容されてしまったウィルは、ハンニバルに陥れられたのだと強く主張し、FBIに捜査を依頼する。ジャックらはハンニバルの指紋やDNAを採取して調べるが、ウィルに有利な証拠は出てこない。そんな折り、公園の川で複数の死体が発見される。ウィルに代わってFBIに協力することになったハンニバルは、死体に施された加工から犯人像を推理する。
ある老婆が混んだレストランに自分の車を激突させる。レストランの客の一人がサラの救急救命士の恋人である。グリッソムとニックは女性が自宅で一酸化炭素によって殺害された可能性のある事件を調査する。