メレディスはワシントンD.C.には行かないとデレクに告げたことを、アレックスに伝える。翌日、彼女は砂漠で遭難した瀕死の男性のオペを担当することに。そのオペの最中、新任ドクターのマギーはメレディスに向かい、自分たちが異父姉妹だという隠された真実を告白しようとするが…。やがて男性は一命を取り留めたものの、砂漠に残してきてしまった妻子を想い、自責の念に駆られていた。術後の検査を担当したデレクは、「眠れば妻と娘に会えるんだ」という彼の言葉に触れ、心を強く動かされる。
代理出産を決意したものの心がすれ違うカリーとアリゾナは、オペの現場でも衝突。2人はセラピストの提案を受け入れて30日間の家庭内別居を始めるが、納得がいかないカリーはイライラを募らせていた。そんなある日、自分と同じように配偶者との不和に悩んでいるメレディスと意気投合した彼女は、医師としての自覚を新たにする機会を得ることに。一方、アリゾナは自身が担当していた新生児の治療をアレックスに任せ、ハーマンのもとで胎児外科の勉強に打ち込み始めていた。やがて、別居終了の日を迎えた2人は…。
新理事を選ぶ会議が行われる日の朝。メレディスは「新しい心臓外科チーフが私の妹かも」と、アレックスに打ち明ける。驚いたアレックスは、病院のデータベースにアクセスしてマギーの個人情報を入手しようと動き出す。すると、メレディスの母エリスがかつて病院に救急搬送された際に、妊娠していたことが判明。メレディスは当時エリスと交際していたリチャードを呼び出すが、彼はマギーが自分の娘だということを本人に言えず思い悩んでいることを知る。一方、カリーはオーウェンに誘われ、戦争で負傷した退役軍人と面会し…。
メレディスとマギーの関係が改善しはじめていると感じたデレクは、マギーを自宅に招いて食事会を開こうと提案する。気乗りしないままマギーを誘うメレディス。すると、何も知らないデレクはマギーと仲たがいしているリチャードにも声を掛けてしまい…。その頃、カリーと別れることになったアリゾナは、結婚生活より仕事を選んだからにはフェローシップをやり遂げるしかないと決意を固め、ハーマンの理不尽な仕打ちに耐えながらも胎児外科の勉強に励んでいた。そんな彼女に、ハーマンはある重大な秘密を打ち明ける。
救命士のマシューが車の横転事故に遭い、病院へ搬送されてくる。マシューは頭部と脾臓に損傷を負っており、リチャードがオペを担当することになるが、一同はエイプリルと連絡が取れないでいた。マシューと一緒に事故に遭ったのではと心配したオーウェンが事故現場へ向かうと、エイプリルは谷底に倒れており、低体温症で心肺停止の状態だった。搬送後、メレディスとオーウェン、マギーが中心となり、復温して蘇生を試みるが…。