ロシアとの緊張が高まり続ける中、戦争を危惧するエリザベスは国家安全保障問題担当補佐官クレイグの更迭を大統領に進言しようとするが、ラッセルとマイクBは彼が自ら辞任するよう仕向けるべく策を弄する。エアフォース・ワンにサイバー攻撃を仕掛けたハッカーの潜伏先が判明し、確保作戦を巡ってエリザベスとクレイグはまたも対立する。モスクワに呼び戻されたディミトリとの連絡が途絶え、担当官のヘンリーは気が気でない。
キャロルは新しい心臓が手に入り、人生の再出発のチャンスを得る。イーサンとディーンは、前に担当した患者に会い、トラブルに巻き込まれる。ウィルは、盗まれた被験薬の責任を取らなくてはならない。
マリア・オストロフがロシアで影響力を強めており、彼女が権力の座に就くことをエリザベスとダルトン大統領は懸念する。国外逃亡中のゴレフはマリアの対抗として大統領選への出馬を決断するも、ロシアへの経済制裁の一環で口座凍結され資金に困っていた。エアフォース・ワンのハッキング事件を調査していたオリヴァー・ショウはついにハッカーの手がかりをつかむ。ジェイはロシアのプロパガンダに対抗するメディア戦略を考案する。
ジュネーヴ和平会談の直後、予想だにしなかった事件が勃発して停戦合意が覆されかねない事態に。エリザベスはロシアとウクライナの板挟みになりながら戦闘再開を防ぐべく奮闘する。そんな中、国際宇宙ステーションにいる宇宙飛行士たちの命に関わる事故が発生。NASA長官のグレンが国務省の協力を求めてナディーンを訪ねる。ディミトリの姉タリアがロシアに捕らわれるのを懸念したヘンリーは彼女を保護すべく会いに行く。
ロシアのサルニコフ大統領が突如としてブルガリアへの侵攻を開始。ブリュッセルで行われるNATO閣僚会議に参加したエリザベスは第5条の集団防衛条項の発動を訴えるが、フランス外相が強い態度で拒否する。CIAで働くことになったヘンリーはロシアの動向に関してかつての諜報員ディミトリに助言を仰ぐ。マイクBがエリザベスを裏切った疑惑が生じ、彼と親しい関係になったナディーンは複雑な立場に立たされる。