スコット・クリンスキー

感謝祭の朝、キルスティンはあれからほとんどライアンと口をきいていないこと、さらにはジュリーを呼ばない感謝祭になることを嘆いている。メキシコの事件のあと、サンディがジュリーを出入り禁止にしたのだ。セスもライアンとまだギクシャクしており、さらにサマーともうまくコンタクトが取れずにいる。気まずい沈黙が流れるコーエン家。そこヘサンディに電話が入る。

テイラーはライアンへのプレゼントを持ってコーエン家に。そして屋根の上にいたライアンとテイラーははずみで2人ともハシゴから落ちてしまう。目が覚めた2人は、まわりの様子がおかしいことに気付く。誰もライアンを知らない上に、キルスティンはニューポート･グループを経営し、ジュリーは慈善活動を行っている。テイラーは「ここはパラレル･ワールドで、知り合いの誰かにトラブルが起こってる。」と言うのだが…。

コーエン家でキルスティンの40歳を祝うパーティの準備が進むなか、キルスティンは人生を一変させるような知らせを受ける。その頃ケイトリンは、ジュリーの秘密の恋をやめさせようと手を尽くしていた。一方、テイラーを吹っ切れたように過ごすライアンに対し、テイラーはセラピストのアドバイスを受けていた。

テイラーの元夫が、官能的な内容が書かれた本の発売PRのため、町にやって来る。ライアンは、テイラーがフランスで過ごした刺激的な日々の様子を知り、彼女との関係に疑問を抱くようになる。その頃、結婚の許しを得るためにサマーの父を訪ねるセス。だが、サマーは自分の将来について思いを巡らせていた。

大地震の直後、コーエン一家と愛する人たちは、なかなか連絡が取れない。セスは負傷したライアンと道路で立ち往生する。サマーとテイラーは行方不明になったペットを捜しながら、恋人の安否を気遣う。一方、倒壊しかけた店に閉じこめられたジュリーとケイトリンは、ある男性に救出される。そして、サンディはショッピングモールで不安がる人々を先導するのだった。

第10話: 記憶を失った女性が保護された。警察から相談を受けたサマンサは、ジャックの許可を得て捜査に乗り出す。ジャックは腎不全を起こしているのに入院を拒否している父・フランクのことで頭がいっぱいだった。