エピソード5
10歳の少年が誘拐され、チームは身代金の交渉に呼ばれる。誘拐犯の声を聴いたエリックは、6年前に同じ誘拐犯と交渉したことに気付く。犯人はその時とまったく同じ要求をしてきたのだ。6年前の事件では、被害者の少年は戻ってきたものの、手の指が切断されていた。当時の悲劇の記憶がよみがえり、エリックとチームは動揺する。「犯人を取り逃がしてでも命を優先するという方針は、未来の誘拐事件につながる」。そう覚悟はしていたが、誘拐された少年に危害が加えられるかもしれないと分かった今、エリックは自分が正しいと信じてきた方針と、あらためて向き合わなくてはならなくなる。