ゼイン・エモリー

ホッチが現場に復帰することになった。息子が保護観察下になったことや、リーパーが未だ逮捕されていないことが彼を精神的に追いつめているのではと、心配するモーガン。ある日、ケンタッキー州の薬局で、客の男性が突然錯乱状態となり、店員や他の客に被害を出す事件が発生する。

フィルは不動産業で、離婚したばかりの女性を得意の顧客層として取り込んだように見えたが、仕事以外の時間を失ってしまう。一方ルークは仲間たちを地下室での賭け金の大きなポーカーに誘う。グロリアはジョーが呪われているのではないかと思っていた。妻を作って出て行った猫ラリーだが、キャメロンはリリーのために盛大にラリーの葬式を取り行う。

ルーシーとジャクソンは実地訓練を終え、ついに昇級することに。ノーランの昇級は2人より30日遅れる予定だが、何も知らない親友のベンがお祝いのためLAに駆け付けてくる。そんな中、ノーランとハーパーはパトロール中に銀行強盗に遭遇。一時は犯人クーパーの説得に成功しかけたものの、警備員がクーパーを射殺してしまう。彼の死を妻のアリスに伝えようとしたところ、アリスも娘も行方不明になっていた……。

ノーランとアビゲイルは昏倒したヘンリーを病院に運ぶ。検査の結果、肺動脈弁逆流症と診断され、安全な処置かリスクの高い開胸手術かの選択を迫られる。一方、同じ病院に妊婦検診に来ていたロペスは、グアテマラの麻薬カルテルの女ボス、ラ･フィエラが息子の膝の手術のため来院していることを知る。だが彼女の真の目的は、がんで余命少ない南カリフォルニアの麻薬王トマス･マドリガルの病室を訪問することだった……。

新たにルーキーがミッドウィルシャー署に配属される。ノーラン、ルーシー、ジャクソンは先輩になって大張り切り。ルーキーのひとりケイティは、軍隊経験があり武器の扱いや緊急時の対応に慣れていた。指導担当のティムは軍隊と警察の違いを教え、戦争を忘れて心の平安を取り戻すようアドバイスする。そんな中、脅迫めいたメモを受け取った大学教授フィオナの身辺を見張っていたノーランたちは、怪しい人物を見つけて……。

ウェズリーはイライジャとの関係を断つため、グレイらの協力のもとでイライジャのオフィスに盗聴器を仕掛け、悪事の証拠を掴もうとする。計画はうまく行きかけたが、思わぬ障害が起きて頓挫。だが盗聴した会話からイライジャがフードバンクを利用して麻薬を密輸していることがわかり、フードバンクを家宅捜索して大量の麻薬を押収する。その後イライジャの逮捕に向かうと、手下たちが何者かに殺され、イライジャひとりがロッカーに隠れ難を逃れていた。ラ･フィエラの部下アブリルがグアテマラから復讐にやってきたのだ。ロペスは自分と家族も殺されることを覚悟するが、アブリルにその意思はなく、別れを告げてグアテマラに戻って行く。ティムは実家を高く売るためにルーシーと妹のジェニーとで改装工事を始めると、壊している中から拳銃が出てくる。