タイソン・トゥロー

2005年8月、カトリーナ台風に直撃される直前のニューオーリンズで、3件の連続殺人事件が起きた。被害者はいずれも男性。ノドを切られ、内臓を抜き出されるという残忍な犯行。犯人からの手紙を受け取っていた担当刑事ラモンテーンは、捜査中に台風の被害で死亡。死に際に「ジョーンズ」という言葉を書き残していた。BAUは捜査を開始するが、プロファイリングは難航、次々と被害者が出てしまう。

ミイラ化した女性の遺体が発見され、殺人課のメンバーの捜査スキルが試されることになる。リゾーリは、先日事件で負った怪我が回復しておらず、いまだ入院中だったが、病室でもできる仕事を自分なりにこなしていた。事件で起きた出来事のために、痛烈な悲しみを抱えるリゾーリ。そんな彼女を支えようと、アイルズや家族が駆けつける。

春休み中マイアミに遊びに来ていた大学生2人が殺害され、チームが事件の捜査に乗り出す。

チェンの新たな手掛かりが見つかり、恋人だったカシームを殺された恨みに燃えるビショップ。トーレスは仲間にスリの極意を教える。

政府のネットワークシステムが大規模なハッキングの被害に遭う。犯人は職員の個人情報を記したデータ「SF86」にアクセスしており、関係各所に「人事管理局がハッキングされた」という内容のメールを送っていた。関係者たちの脳裏にはスノーデン事件の悪夢がよみがえり、エイヴリーはすぐに対処する旨を伝える。こうしてクラミッツたちは添付されたデータの分析を急ぐが、思わぬ事実が判明する。

奇怪な一連の殺人事件の解明のため、捜査官は点と点を結ぶような緻密な推理を行い、ついに、70年代のコメディードラマで使われた家をそっくりそのまま再現した家に住む男が関与していることを突き止める。