ダミアン・パックラー

9歳の少年ダニエルが教会で悪霊払い中に凶暴になり、神父が死亡、神学校生が負傷するという事件が起きる。父親によれば、息子は1年前から豹変して暴力を振るったり悪態をつくようになったらしい。外見も変わると聞いたニックは、ヴェッセンではないかと疑うが、両親は普通人らしいため混乱する…。

母親の斬首事件に続いてジュリエットが死に、ニックはかつてない混乱の中にあった。多くを失って今後どう生きるべきか決断を迫られる中、かつての敵アダリンドとの間に子供が生まれる。真相を追究した彼は、その結果FBI捜査官チャベスに行き着き、仲間たちと反目する。

新たに父親になったニックは、息子とアダリンドを守るために大きな変化を余儀なくされる。モンローとロザリーはニックの子供の受け入れ準備を手伝う。一方、レナード警部はハンクを新しい相棒と組ませ、投資会社で起きた残忍な殺人事件を捜査させる。

クリスマスでにぎわう街。不良少年デレクとクインの前に突如現れた異形のサンタ。デレクは逃げたものの、サンタはクインを大きな袋に入れ、石炭を残して去ってしまう。さらに、ひったくりをした少年も異形のサンタに連れ去られる事件が続けて発生し、現場にはまた石炭が残されていた…。

腕をもがれた男性の死体が発見された。さらに下水道を点検中の作業員が脚をもがれ殺される事件が起き、現場付近からは腕をもがれた被害者の物も含め、いくつもの盗難品が見つかり、同一犯の犯行とみられた。人間離れした殺し方から、ヴェッセンの犯行を疑ったニックは、グリムとして地下道へと向かった…。

ニックとモンローは数世紀にわたって隠されてきたお宝をドイツで発見する。ポートランドではレナード警部が街を混乱に陥れた暗殺犯を、ハンクやウーと共に追跡する。彼らはイヴも同じ男を追っていることを知らない。一方、ロザリーの前には過去に関わった人物が現れる。