テキサス州のあるレストランに、DEA (麻薬取締局) の強制捜査が入る。だが、麻薬取引の証拠となるものは何も見つからず、捜査は失敗に終わり、アボットはその報告書を書くことになる。そしてアボットは、報告書を巡るいざこざが発端となって、かつての上司から脅される。彼は、自分のキャリアとモラル、という究極の選択を迫られることになるのだった。
アボットの妻が、ワシントンD.C.で要職に就くための最終審議に臨もうとしている。その頃アボットは、かつての上司ピーターソンに脅されていた。ピーターソンは、アボットのキャリアと妻の昇進を阻止するため、密かに動いていたのだ。ジェーンは、大事な友人の未来と自由を守るため、大胆で危険な計画を実行に移そうとする。
キャリーとフラニーはワシントンに住む姉のマギー一家の元に身を寄せていた。一方、暗殺計画に関わったとして拘束されたソールや連邦職員たちは未だに釈放されていなかった。キーン大統領は軍事法廷でマクレンドンに対して極刑を求め、自らの番組で大統領を批判し続けていたオキーフにも逮捕状が出されていた。
シモーヌに変装したキャリーは、アンソンと共にアメリカ大使館を目指すが、エフゲニーが差し向けた警察によって行く手を阻まれる。キャリーは時間を稼ぐため、徒歩で逃げようとするが…。一方、シモーヌはベネットに連れられてソールがいるホテルへ向かう。合流した一行は出国を急ぐが、空港の手前で止められてしまう。
シモーヌの元に上院司法委員会への召喚状が届く。事前の聞き取りに応じる彼女の様子を見て、キャリーは嫌な予感を抱き、委員会での証言を阻止しようとする。一方、ソールはかつての同僚でロシアの専門家であるサンディの元を訪れ、協力を要請する。彼はロシアの積極工作に関して調べようと独自に動き出していた。