ファイナル・シーズンのラストシーンで語られることのなかった、もうひとつのエピローグが存在した。もう一つの愛の脱獄劇、ファイナル・ブレイク 前編。
17歳の少女エイプリルを殺害したハワード・エップスの死刑執行まであと32時間。彼の弁護士エイミー・モートンの依頼でブースは事件を再調査することに。ブースはエップスは有罪だと信じているが、細部に不明な点があることを否めない。
オクラホマ州デュラント。わずか3日で女性2人が遺体で発見された。被害者は2人ともバス停で拉致され、性的拷問の後、硫酸で目を潰されていた。BAUは捜査の結果、犯人は80年代に10代の女性に拒絶され、恋愛妄想という人格障害を持つ40代の白人男性だと判断した。そんな中、ブラッドストーン夫妻の娘タミーが髪をブロンドに染めてパーティーに出かけ、そこで消息を絶つ。一方、正式なプロファイラーとして再度チームに加わったJJに対し、リードは冷たい態度を取り続ける。
息子のウォルトがロックになついている姿を目撃したマイケルは、彼ら親子に近付かないようロックに忠告する。だがウォルトのマイケルに対する反抗心は次第に強くなり、ついにビンセントを連れ、一人で洞窟から出て行ってしまう。いけないと分かっていながらも、チャーリーはクレアの日記を読んでしまいたい衝動にかられる。
クズという植物で全身を覆われた遺体がラボに到着し、子供番組を降板した俳優と判明する。その後、被害者のツイッターに何百通ものメッセージを送った女性が容疑者として浮上する。一方、娘クリスティンの誕生日が近づき、ブースはパーティーの計画を立てるが、子供の頃に誕生会を開いてもらったことがないブレナンは、必要ないと言う。