デヴィッド・ランズベリー

バスの車内で、まるで琥珀 (こはく) に閉じ込められた虫のように凍りついた乗客の死体が発見された。捜査は、ラボにピアノが欲しいと言い出す変わり者のビショップ博士に翻弄されながらも、やがてある男の存在にたどり着く。男はパターンに関わる事件を発生前に予知できたが、そのことで当惑している様子だった。3人は、男から情報を得ようとする。

最近の女は男よりも手が早いのだろうか？キャリーとエイダンの仲はとても順調。それだけにキャリーは、なかなかベッドに誘わない彼にやきもきする。エイダンは二人の関係を大事に育てたいという。ニューヨーク流の早いペースに慣れつつあったキャリーは感動する。サマンサの住むアパートで老女が強盗に襲われる。そのため、サマンサは日頃のご乱行を咎められてアパートを追い出されるハメに。ミランダはクラミジアをうつされるが、誰が原因なのか分からず自分をアバズレのように感じる。

オンナとは、無意識に似たような恋愛パターンをくり返すものなのだろうか？キャリーは、特定の恋人がいないとき「つなぎ」でデートする男がいる。彼との関係をセックス以上のものに発展させようとするがうまくいかない。キャリーの親友たちも、マンネリから抜け出して新しい恋のパターンをつくろうとする。しかし物事はそれほどシンプルではないと気付くのだった。

交通事故により9歳の少女、ホリー･パーセルが両親と一緒に病院に運ばれてくる。それほどひどい怪我ではなかったが、ホリーが性的虐待の被害者であることが判明する。最初は心を閉ざしていたホリーだが、やがてある男性に虐待され、その男に“公園で撃たれて死んだ女の子”のように殺すと脅かされていたことを打ち明ける。その前年の春、クイーンズの公園で8歳の少女が行方不明となった事件があり、ホリーはその事件のことを言っているらしい。

息子のバルミツバーで殺された医者の事件を探る中、捜査は意外な方向へと進んでいく。