トッド・ラサンス

ステファンは、“不死鳥の石”の影響が及んでいるデイモンを助けようとするが、実は自分自身も石の影響で苦境に立たされていた。一方、マットとボニーは、ジュリアンたちがミスティック･フォールズを乗っ取ったことによる余波に対処しようとする。そんな中、アラリックの子供たちの将来設計を含むさまざまなことが発覚し、それを知ったキャロラインが動揺してしまう。

バリーは、フラッシュポイントの余波が思った以上に大きいことに気づく。そして、バリーは新たに同僚となったジュリアン･アルバートに会う。ジュリアンは、顔を合わせるなりバリーに対する嫌悪感をあらわにし、バリーを驚かせる。

バリーは夢の生活をしている。両親が生きており、アイリス･ウェストをデートに誘った彼は、ついに普通の男としての人生を歩むことができる。キッドフラッシュという新たな俊足の男が、セントラル･シティの平和を守っているからだ。だが、大惨事が起きたとき、バリーは決断を下さなければならなくなる。今の世界でバリー･アレンとして生きていくのか、それとも元の世界に戻ってフラッシュとして生きていくのか。

ジュリアンとリリーがメアリー･ルイーズとノラの記念日を祝うパーティーを開く。一方、ステファンとデイモンは、ジュリアンが仕掛けた新たな脅威を取り除くため、危険な計画を実行しようとしていた。そんな中、ヴァレリーが重大な秘密を明かし、キャロラインは、新たな現実と向き合うことになる――たとえそれがステファンとの関係を壊すことになろうとも。

デイモンが目を覚ますと、彼は“不死鳥の石”の中に閉じ込められていた。それは、リリーを殺された恨みを晴らそうとするジュリアンの仕業だった。デイモンが脱出するためには、自分が一番恐れていたことに向き合わなければならない。そして、外ではボニーが彼を救出しようと奔走する。“不死鳥の石”の中で一定の時間が経つと、デイモンの運命が一生変わってしまうからだ。

デイモンは、“不死鳥の石”に閉じ込められたことが原因で、普段なら考えられないような行動をとってしまう。ステファンはデイモンを救いたい一心で、暴走をやめるよう彼への説得を試みる。だがそこで明らかになったのは、デイモンがこの状態に至った衝撃的な理由だった。一方キャロラインは、妊娠で変化していく自分の体についてヴァレリーに助けを求める。