トニー・リップ

シーズン4の第1話。アンクル・ジュニアの裁判がいよいよ近づいてきた。トニーは、裁判費用に困ったジュニアから相談を受けるがこれを断る。最近収入がめっきり減ってトニーの台所も苦しいのだ。その上、妻のカーメラがお金の心配をしているにもかかわらず、トニーは土地を買って、投資する。一方、FBIの捜査官デボラが偽名を使ってアドリアーナに急接近。アドリアーナはすっかり気を許し、トニーの家にまで彼女を連れていく。

シーズン4の最終話。フリオに会えない悲しみで落ち込んでいたカーメラだが、海辺の家を買ってやるからとトニーに慰められる。しかし、イリーナが酔った勢いでトニーの家に電話し、トニーとスヴェトラーナの情事をカーメラにバラしてしまう。カーメラは怒り、トニーに家から出て行けと怒鳴る。そんな中、クリスが麻薬更生施設から無事に戻ってくる。一方、カーマインのせいで遊歩道の工事がストップし被害を被ったトニーとジョニー・サックは、カーマインを亡き者にする計画を立てる。

第1話: ソプラノ・ファミリーは問題が山積み。カメーラはトニーと別居し、息子のアンソニーと2人きりに。そんななか、'80年代に逮捕された面々が釈放の時期を迎え、トニーは従兄弟のトニーBの出所を楽しみにしていた。

ジョニー・サックは妻ジニーの体重のことをラルフにからかわれ、ジョークのネタにされたことで怒りが収まらない。ついには、報復としてラルフを殺す許可をくれとボスのカーマインに申し出る。トニーやカーマインの努力もむなしく、ジョニーとラルフの仲はこじれ、遂にトニーは殺し屋を雇う。一方、メドウは結局ヨーロッパにも行かずに大学に戻り、ブロンクスの法律相談所でボランティアをすることにする。そして、そこで精神科医の娘サスキアと出会う。フリオはニュージャージーに家を買い、ファミリーを呼んでお披露目のホームパーティーを開く。

カーメラとフリオは、お互いに対する好意を隠しきれない。ロザリーに忠告されたにもかかわらず、カーメラはフリオの家に行くのをやめられなかった。一方ニューヨーク・ファミリーとの間は利益の分配がうまく行かず、ますます険悪になっていく。このままでは双方に不利益になると考えたジョニー・サックは、トニーを呼び出し一対一で話し合う。フリオは、トニーについてカジノで遊んだ後、姿を見せなくなる。メドウは、友人とルームシェアをして暮らし始め、家族を招待するが、そこでカーメラと古典文学について議論する。

トニーは妙な夢に悩まされるようになっていた。セラピーを受けても進展が見えず、業を煮やしたトニーはもうセラピー通いをやめるとメルフィに宣言する。ジャニスは、妻の死からなかなか立ち直れないボビー・バカラに業を煮やす。カーマインとジョニー・サックが、不動産詐欺の利益の四割をよこせとトニーに法外な要求をしてきた。交渉は決裂し、フロリダにいるカーマインの息子に仲裁を頼みにいくが歯切れの良い返事はもらえず、ニューヨーク・ファミリーとの関係はいよいよ緊張が増していく。