湖でバッグに入った遺体が発見される。被害者はアフガニスタン出身の女性サリーで、テロリストの情報を提供し、兄と共にアメリカへ政治亡命していた。ブレナンとブースが兄に会いに行くと、そこにCIAのダニーが現れる。一方、ラボでは、デイジーが骨の小さな傷に気づき、サリーは特殊部隊用の特注ナイフで刺されたことが判明する。
ニューヨークでは、ジャック・バウアーが、娘のキム夫妻と愛してやまない孫と一緒に幸せな時を過ごしていた。ところが、そんな彼の下に負傷した情報屋のビクターが、暗殺計画の情報を持って駆け込んで来る。そして、ジャックの長い1日が再び始まろうとしていた。
ジャックは、不審な男の足取りを追いある家にたどり着くが、そこで射殺体を発見する。そこに警官2人が到着、犯人と間違えた2人はジャックを逮捕してしまう。 一方、CTUで働くデイナの下に現れた謎の男ケビンは、「過去のことをバラされたくなければ、泊まる場所を確保しろ」と言い、デイナは泣く泣く自宅のカギを渡す。
ビクターはジャックに「暗殺に関与する者がハッサン大統領周辺にいる」と言い絶命してしまう。 CTUでは、メレディス・リードという女性記者が、国連のデータベースにハッキングし、警備情報を入手したことを突き止める。しかしクロエは、 真犯人は別にいるのではないかと言い、不審な男の捜査をジャックに依頼するが…。
弟ファラドや反対派たちが政府転覆と核兵器開発の再開を目論んでいる事を知ったハッサン大統領は、野党支持者の一斉検挙を開始する。テイラー大統領は人権を無視した彼のやり方を改めるよう忠告するが、ハッサン大統領は反逆者らを処刑するつもりであった。一方ジヤの信用を得たルネは、いよいよウラジミールの隠れ家に案内されるが、彼女とウラジミールの消せない過去を知ったジャックは不安を募らせる。