CTUはガスに汚染され、多数の死者を出した。ジャックらは限られた安全区域で身動きが取れずにいる。そんな中、警報が鳴り響く。ガスに酸が混合されており、安全区域の壁を腐食し始めたのだ。ガスが室内に侵入してくるまでに残された時間は最大で20分。ジャックらは辛く非情な決断を迫られる。一方CTUがこれ以上機能出来ないと判断したローガン大統領は、組織を再編し、国土安全保障省のカレン・ヘイズにCTUの指揮を執らせることを決断する。
ネイサンソンが残したチップから、ガスの製造元がオミクロン・インターナショナル社であることが判明する。同社の副社長クリストファー・ヘンダーソンは、かつてジャックの上司であり、不正を犯した疑いでジャックの手によりCTUを解雇された経緯があった。ジャックは迷わずヘンダーソンの関与を疑い、オミクロン社へ急行する。一方、苦悶しつつもテロリストとの取引に応じたローガン大統領は、突然のマーサの捨て身の行動に驚愕し、苦渋の決断を強いられる。
トニーの意識が回復した。しかし、トニーはミシェルの安否を知らずにいた。その頃テロリストらはガス容器の起動装置を設定し終え、アメリカに多大な被害を与えられそうな場所を次なるターゲットとして計画を推し進めていた。だが、それは単なる陽動作戦であり、真の標的は他にあった......。一方爆破を生き延びたジャックは、ヘンダーソンが自宅のPCへデータを移送している事を突き止め、彼の自宅へ単独で向かう。
コレットの証言からオードリーが陰謀に関わっている疑いが浮上した。ブキャナンは彼女の身柄を拘束し、過去18ヶ月間の行動をクロエに調査させる。ジャックはオードリーの無実を信じて疑わないが、彼女とカミングスとの意外な関係を知り驚愕する。一方、ウェインはヘンダーソンの部下に命を狙われ逃走を続ける。同じ頃ビエルコはガスを放出し逃走。ジャックたちはガスが工場から漏れ出すのを防ぐためパイプラインを爆破する。
CTUへ進入するためのキーカードがテロリストの手に渡った。ビエルコの次の狙いはCTUだったのだ。だがそのCTUにジャックが呼び寄せたキムが到着する。ジャックは取り押さえたヘンダーソンを尋問するためCTUへ帰還し、キムと再会するが、1年半もの間死を偽ってきた事を責められる。そしてその間にもテロリストらは着々とCTUへのガス攻撃の準備を進めていた......。一方、ガードナー副大統領はLA全域に戒厳令を敷くべきだとローガン大統領に提言する。