反テロリスト協定の調印式まで1時間を切った。ブキャナンは連絡の途絶えたジャック抜きで突入作戦に踏み切る事を決断する。ローガンは二人目の人質処刑シーンを目の当たりにし、調印延期に心が傾くが、テロには屈しない強固な姿勢を貫くことを決意する。一方人質に取られたジャックは、CTU戦術チームに嘘の情報を流すよう強要される。追い詰められたジャックは、土壇場である秘策を決行する。
人質の中に紛れていた容疑者が消えたことに気付いたジャックは、カーティスに男の行方を追うよう指示し、CTUへと連行される。手掛かりを追って空港の格納庫に到着したカーティスは、異常死したネズミ数匹の死骸を発見する。死因が軍用レベルの濃度をもった神経ガスだと判明すると、CTUはガスの出所と行方を総力をあげて捜査する。
CTUが空港に突入する準備をしていると、テロリストたちは人質の殺害を始める。そんな中、ジャックは、潜伏生活中の家主の息子デレクを救おうとする。また、大統領夫人マーサはパーマー元大統領との通話記録を探す。
スペンサーの告白により、カミングスのテロへの関与が露呈した。神経ガスの行方を掴むには、カミングスを糾弾するしかないと考えたジャックは、マイク・ノビックに連絡し密会を取り付ける。だが、その通話内容は全てカミングスに筒抜けであった。動揺するカミングスに、ネイサンソンは取るべき手段は一つだと告げる。一方、神経ガスは分離主義者の手によりモスクワへ運ばれるため、港へ到着していた。
アナという女子高校生の遺体が、公園で発見された。SVUはレイプ殺人として捜査を開始。事件当夜にアナと一緒にいたのは、同級生の元彼ヘンリーだった。だがヘンリーは、アナは自分とのデートの後、他の男と連絡を取り、去ってしまったと証言。アナの携帯から、彼女が利用していた出会い系SNSを通じてアナと会っていた男・ピーターが容疑者として浮上するが、彼はレイプではなく合意の上での行為だったと証言する。