ローワンは逃走し、作戦はすべて失敗に終わる。唯一、B613本部からオリヴィアの母マヤが救出されたが、彼女は何も話そうとしない。その上、ローワンの行方を追っていたジェイクが、何者かに命を狙われる。一方、エリザベスがサイラスへの攻撃を開始する。男娼マイケルとの性的関係を示す写真をメディアに流し、サイラスを破滅させようとしていた。
早朝、事務所にやって来たクインは、血だらけで倒れている瀕死状態のジェイクを発見。「病院に行けば記録が残る。そうしたら父に知られて、今度こそ殺される」というオリヴィアは、ジェイクを廃倉庫へ運び、チャーリーが手配したロシア人医師イリヤに治療を依頼する。しかし、イリヤはオリヴィアが“一流のフィクサー”とわかると、元KGBの友人を助けて欲しいと迫り…。
大陪審でB613を摘発しローワンを裁くと決めたデイヴィッドは、免責を条件にハックら3人の証言を得られることになったが、ジェイクには断られる。そこで彼は、ジェイクと親交があった元メンバーに働きかける。一方、オリヴィアは下院議員のリードから、殺人容疑で逮捕され死刑宣告を受けた父の無罪を証明して欲しいと頼まれる。リードは冤罪を15年間訴え続けてきたという。
西アンゴラへの軍事介入を望む副大統領から“宣戦布告”を迫られたフィッツは、オリヴィアの生存確認を要求する。すると痛々しい姿のオリヴィアの動画が届く。その晩ハックは副大統領の不倫相手のエリザベスの家へ侵入し、オリヴィアの居場所を教えるよう脅迫。何も知らない彼女は副大統領のもとへ向かうが、「この戦争は君のアイデアだぞ」と突きつけられてしまう。
第2期グラント政権の銃規制法は無事に議会を通過した。だが、すぐに銃擁護団体から違憲裁判を起こされ、陰謀を企む共和党全国委員長が裁判の鍵を握る判事を手中に収めたことから、グラント政権は追い込まれていく。そのころ、オリヴィアは友人から、家出をしたという義理の娘ケイトリンの捜索を頼まれる。しかし、ケイトリンの居場所を突き止めた矢先、彼女が射殺されたことを知り…。