マイケル・マストロ

NYで連続レイプ事件が発生。犯人は独身女性ばかりを狙い、手首を針金ハンガーで縛っていたことから「針金ハンガーのレイプ魔」と呼ばれた。新任の審理課課長のラッセルはベンソンやカリシに早期解決のプレッシャーを与える。被害者宅のガラス窓に残されていた指紋から市の衛生局職員ヘッジズが容疑者として浮上。逮捕から異例のスピードで起訴される。しかし彼が拘束中にも関わらず、まったく同じ手口のレイプ事件が発生した。

シングルマザーのクリスタルが3歳の息子の目の前でレイプされた。指紋からアイス売りのトラビスが捜査線上に浮かぶが、面通しで特定できず確たる証拠もなかった。恋人はいないと言っていたクリスタルの部屋から3人分の精液が出て、マクグラス刑事局長は捜査に消極的に。しかし警視の娘でシングルマザーのペギーも幼い娘の前でレイプされる。一方、ベラスコ刑事がSVUに配属されるが、フィンたちは刑事局長のスパイだと疑う。

建設会社に勤めるマーティンという男が部下のインテリアデザイナー、モナをレイプした。マンシーとチャーリッシュがモナを聴取すると、モナはクビになっても構わないから告訴したいと言う。一方のマーティンはベンソンらの聴取に対し、レイプはしていないと主張。やがてレイプ検査のDNAとモナの同居人の証言で証拠が固まり、SVUはマーティンの逮捕に踏み切ろうとする。しかしモナが突然、告訴をやめると言い出す。

運転手ベニー･バロスの録音のおかげでBX9のボス、オスカー･パパを逮捕することができた。その録音からベンソン親子が襲われたのは、ドゥアルテ警部の戦略に対する報復だと判明する。フィンとブルーノはゴミ収集車からレイプ被害女性を発見し、新たな事件の捜査に当たる。ベラスコはBX9勧誘者サクリレジことヘクターの口を割らせようと、薬物依存症の彼にドラッグを与えるが、それをチャーリッシュ巡査は非難するのだった。

SVUにアンバー警報が通達される。13歳の少女ニディアがトラックに押し込まれるのを見たと養父のエイジェイ･シャーマが通報したのだ。彼は児童保護局に勤務のベテランで何人もの養子を受け入れている。彼はニディアとケンカし、彼女が家を飛び出したと証言するが、発見され病院へ運ばれたニディアは妊娠しており、赤ん坊の父親は養父だと主張する。レイプで逮捕されたエイジェイの罪状認否に、実父のミッキーが現れる。

17歳の少女トーリは人気ラッパーの“G”と、同世代のジャスミンと共に別のラッパーのマイクの家へ向かっていた。マイクの弟クリスがトーリに好意を寄せていることを利用し、メールで誘惑したのだ。家に到着するとGが押し入り銃撃戦となり、足を撃たれたトーリは置き去りにされる。後に逮捕されたGとジャスミンは「トーリが計画した」と供述するが、病院に運ばれたトーリの体には継続的に暴行を受けた痕跡があった。