街のゴミ箱から遺体が発見され、経営コンサルタントのアダムと判明する。彼の妻によると、夫は海外出張中のはずだと言う。遺体に付着していた土を調べると、バージニアの先住民居留地のものだとわかる。そこには結婚セラピーの合宿所があり、アダムは妻ではなく愛人と参加していた。ブースとブレナンは偽名で潜入捜査を開始する。
グレイソン家の長男ダニエルとすぐに親しくなったエミリーは、彼が出場するポロ競技の会場へ向かった。会場ではダニエルを応援する素振りを見せるエミリーだったが、視線の向こうにはグレイソン夫妻と、ウォール街で知られるヘッジファンドの代表ビル・ハーモンの姿があった。ビルもまた、父を陥れたエミリーの敵のひとりだったのだ。そこで、生前の父が遺言を託し、ハンプトンで唯一エミリーの正体を知るIT実業家ノーランの力を借り、ビルへの復讐を画策。一方ヴィクトリアは、陰でエミリーの身元調査を依頼していた。
トム・キングズリー上院議員が2度目の選挙に出馬することを決意。グレイソン家では、キングズリー上院議員を支援すべくパーティーが開かれようとしていた。エミリーは素知らぬ顔でキングズリーと対面するが、実はかねてから彼を狙いある罠を仕掛けていた。元連邦検察官だったキングズリーは、エミリーの父親を有罪判決に導いた男だったのだ。エミリーはキングズリーと愛人とのセックス現場の映像を入手するとノーランに手渡し、その動画をキングズリーのタブレットへと送りつけ、脅迫を開始。キングズリーは遂に…。
2002年12月28日。出所して半年が経ったアマンダ (現エミリー) は、荒れた生活を送っていた。出所の際にノーランから手渡された株券も、父デヴィッドの手記にも手をつけずにいたのだ。そこへ再びノーランがやって来る。手記を読み、父親の本当の姿を知って欲しいと伝えるためだった。そしてハンプトンに戻るエミリー。かつて父と住んでいた家に忍びこむと手記を読み始め、衝撃の事実を知っていく。大晦日―グレイソン家では恒例のパーティーが開かれていた。給仕として潜り込んだアマンダはこの日、復讐を決意する。
インヒューマンズ対策のため大統領と密会するコールソン。シールドは密かに活動を続け、コールソンの下に新しいATCUの責任者をつけることで2人は合意する。一方、コロンビアのボゴタで、大量の武器が警察車両から一瞬にして奪われるという事件が発生。調査のため現地入りしたマックだったが、彼も武器同様に一瞬で消えてしまう事態に。やがて、シールドは防犯カメラ映像から、高速移動で武器を奪うインヒューマンズの姿を発見する。