血管に栄養剤を注射され、シアトルでひとり、ニューヨークでひとりが殺された。遺体がイタリアの物言わぬキャラクター「プルチネッラ」に似せて顔を塗られていること、使われた栄養剤が口から栄養を摂取できない患者用のものであることから、BAUは犯人が顎を負傷しているのではないかと推理。3人目の被害者が出た後、BAUは次のターゲット候補アルを見つけ出すが、彼は手に手榴弾を貼り付けられていた…。
トンネルの崩落事故で車に閉じ込められていたキースを現場で失血死させないようにと、エイプリルは車ごと病院の搬入口前に運んできた。そこで婚約者ジョーンも無事で、息子も生まれたと聞いたキースは生きる希望を抱く。ところが、メレディスから、この搬入口前で開腹し、鉗子をかけてオペ室へ運ぶと告げられると、彼は途端に弱気になってしまう。そんな彼を励まそうとメレディスは、生まれたばかりの息子を連れてくる。一方、リチャードとキャサリンは事故での病院側の対応や、外科部長の人事をめぐり、口論を始め…。
新しい年が始まり、希望にあふれた外科研修医たちが病院にやってきた。その日の午後、リチャードはキャサリンと結婚式を挙げることになっていたが、トンネルが崩落するという大惨事が起こり、オペが優先と判断した2人は、やむなく式を延期する。ほどなく事故現場から医療チームの派遣要請があり、マギー、アメリア、エイプリル、メレディスの4人はトンネルに向かい、犠牲者の治療にあたることに。一方、病院に残ったオーウェンは、人体では成功例がないという人工冬眠療法を用い、重篤な患者の臓器を守ろうとするが…。
取材中に女子大学生の連続拉致事件に気付いたロッシの娘ジョイは、チャットルームで大学生たちに警告していたところ、バーニという女性の失踪事件が浮上した。捜査したロッシは、バーニの友人の証言や防犯カメラの映像からタクシー運転手のサムに加害者の嫌疑を掛けるが、彼にはアリバイがあった。諦め切れないジョイがサムに取材を申し込み、2人で拉致現場へ向かう。だが、人けのない路地でサムが豹変し、ジョイに襲い掛かる。
アビーは殺人事件の捜査で製薬会社を訪れるが、会社のビルが武装集団に乗っ取られ、そこにいた全員が人質となる。アビーは外部との通信もできない状態で閉じ込められてしまい…。