グレイソン家の長男ダニエルとすぐに親しくなったエミリーは、彼が出場するポロ競技の会場へ向かった。会場ではダニエルを応援する素振りを見せるエミリーだったが、視線の向こうにはグレイソン夫妻と、ウォール街で知られるヘッジファンドの代表ビル・ハーモンの姿があった。ビルもまた、父を陥れたエミリーの敵のひとりだったのだ。そこで、生前の父が遺言を託し、ハンプトンで唯一エミリーの正体を知るIT実業家ノーランの力を借り、ビルへの復讐を画策。一方ヴィクトリアは、陰でエミリーの身元調査を依頼していた。
トム・キングズリー上院議員が2度目の選挙に出馬することを決意。グレイソン家では、キングズリー上院議員を支援すべくパーティーが開かれようとしていた。エミリーは素知らぬ顔でキングズリーと対面するが、実はかねてから彼を狙いある罠を仕掛けていた。元連邦検察官だったキングズリーは、エミリーの父親を有罪判決に導いた男だったのだ。エミリーはキングズリーと愛人とのセックス現場の映像を入手するとノーランに手渡し、その動画をキングズリーのタブレットへと送りつけ、脅迫を開始。キングズリーは遂に…。
ダニエルの裁判が始まって15日目。ヴィクトリアは陰でリーという男を雇い、あらゆる手段を講じ犯人をでっち上げようとしていた。また、その頃ヴィクトリアはかつての恋人ドミニク・ライトと偶然再会し、密会を続けていた。ある日、怪しい行動を取るヴィクトリアをコンラッドは激しく問い詰める。しかし、コンラッドは既にドミニクの存在を調べ上げ、陰である取引を成立させていた。再び険悪な関係に陥るヴィクトリアとコンラッド。一方、エミリーはリーの存在を知ると、罠を仕掛け刑務所に送りこむが、その矢先…。
かねてから父デヴィッドの死因を調査していたエミリーは、父はコンラッドに殺されたと疑わなかったが、未だ決定的な証拠をつかめずにいた。そんなある日、ノーランが父の手帳を一冊隠していたことが発覚。手帳には死ぬ直前までの不安な心情が綴られてあり、誰かに狙われていたことは明白だった。また手帳の中には、事件の真相を暴く証拠を“CM”が持って来るとあり、エミリーは“CM”を探し出す。時を同じく、ヴィクトリアは証券取引委員会の捜査官に、コンラッドの不正行為とデヴィッドの事件の真相をリークしていた。
競合他社の新しい広告を見たジェイとクレアは会社のコマーシャル撮影に奔走するが、内容を巡って父と娘は対立してしまう。近所の何者かがドローンを使ってグロリアを盗撮し、それを見たフィル、ルーク、マニーはドローンを打ち落とそうとする。一方、音痴のリリーは学校の舞台にむけて準備をするが、キャメロンはリリー以上に不安げ。